ひびこれよきひ

日々の生活の中のちょっとした発見や旅先でのことなどを書いていきたいと思います。

屋久島攻略法② 〜 屋久島での移動手段 〜

1   屋久島での移動手段

屋久島は案外広くて、どんな交通手段で観光しようか、よく考えておく事が必要だ。屋久島での交通手段としては主にバスかレンタカーがある。あと体力自慢な人であればレンタサイクルという手もある。


①  バス

屋久島に着いてからの移動手段で、一番安価で手軽なのはやはりバスだ。縄文杉登山では自然保護の観点から途中自動車は入れず、バスのみの移動となる。バスは屋久島観光で重要な移動手段なのだ。


バスは1時間に一本しかなかったりするので、時刻表を手に入れる事が必要だ。宮之浦や安房にある観光センターに行き、時刻表をもらうといい。ネットにも時刻表が出ているので、事前に印刷しておくのもいい。縄文杉や白谷雲水峡へのバスの時刻なども書いてあるので、これ一つあると旅のスケジュールをきちん立てる事が出来て非常に便利だ。


ただし、屋久島のバスは運賃が非常に高い。宮之浦から安房に行くだけで片道800円〜900円くらいする。何日か滞在していると運賃だけで大変な額を支払うことになるのだ。


そこでオススメしたいのは屋久島交通のフリー乗車券だ。1日券2,000円、2日券3,000円、3日券3,000円、4日券4,000円。高いなあと思うかもしれないが、先程書いたように屋久島のバスの運賃はとても高いので、あっという間に元が取れてしまう。また、白谷雲水峡の100円引き券なども付いている。


このフリー乗車券は滞在日数が長ければ長いほどおトク。なぜか2日券と3日券は同じ値段だ。屋久島に長く滞在してほしいという願いが込められているのかもしれない。


僕は3日分のフリー乗車券を使って観光をしたのだが、バスを使っていると運転手さんとも顔馴染みになる。屋久島の色んな話が聞けるのもバスの魅力の一つだ。


ただ一つ注意しなければいけない事がある。それは屋久島には2つのバス会社が運行しているということだ。先程述べたフリー乗車券は屋久島交通が販売しているものなので、もう一つのバス会社、まつぱんだ交通では使うことができない。


運行しているバスの便数は屋久島交通が多いので、あまり不便はない。どうしてもという場合にだけ、まつぱんだ交通のバスを使うといい。



②  レンタカー

多人数であればバスよりも便利なのがレンタカーだ。バスは1時間に一本しかなかったり、夕方には運行が終わったりするので使いにくい面がある。


レンタカーであれば時間を気にせずにどこにでも行くことができ、効率よく観光する事が出来る。実際、僕が行った時もレンタカーを使って観光している人を多くみかけた。


レンタカーは一日軽自動車であれば4,000円程度。一人だと高いけれど、2人以上で屋久島観光するのなら絶対にレンタカーが便利だ。レンタカーであれば、夜のウミガメの産卵を見に行く事もできる。


ただし、夏休みなどのハイシーズンは利用客が集中するので、早目の予約をお勧めしたい。


③  レンタサイクル

体力には自信がある!という人にはレンタサイクルもいいかもしれない。宮之浦、安房といった大きな町だけでなく、民宿でも自転車を貸してくれるところもある。


海沿いの道を自転車に乗って走らせていると、屋久島の雄大な自然を直に感じる事ができる。また、レンタカー同様、時間を気にせず観光する事ができるのも利点だ。


僕が知り合った人でもウミガメの産卵を見に行くために、夜道を片道20キロ自転車で走ったという強者もいた。


夏の屋久島の日差しは半端じゃなく厳しい。日焼け止めや水分補給など、しっかりとした暑さ対策が必要だ。



2   屋久島らしさと便利さ

屋久島での交通手段で一番オススメなのは、やはりレンタカーだ。いつでも自分の好きな時間に動く事ができる便利さは何事にも代え難い。


しかし、バスでしか感じる事ができない屋久島らしさもある。運転手さん、地元の人、観光客が作り出す一種のコミュニティのようなものを感じるのだ。運転手さんと地元の人、観光客が話をしたり、観光客同士が情報交換したり、外国の人が友達と英語で話をしていたり。


バスでしか味わえない楽しさがあるのだ。便利なのは確かにレンタカーだけれど、多分僕は次に屋久島に行ってもバスに乗るような気がする。